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Tag: ・I Thought I was a Child ~心はいつまでもInnocence~ 4/21Select song by I Thought I was a child/Jakcson Browne

I Thought I was a Child ~心はいつまでもInnocence~

こんにちは、身体に感じる風も段々冷たさを感じなくなってきましたね。ここのところ太陽の恩恵を受けられない空模様が続いていますが皆さん萎れたりしていませんか?
また1ヶ月もしたら梅雨という多くが外での仕事がベースの私にとって天敵が支配する嫌な季節がやってきます。学生の時も外でのアルバイトしてた時は雨が続くと日銭が稼げずにため息を漏らしていたことを記憶します。

以前、東京の地下鉄に乗った時に車内に吊り下げられていた広告にこんなキャッチコピーのものがありました。“恋愛とアルバイトは多くした方がいい!!”どこかの人材派遣会社のアルバイト募集の広告でした。なるほど的を得てる表現だなあと思っていました。
皆さん、特に若い人はどんなアルバイトをどれくらいやったことがありますか?

不確かなケースヒストリーを沢山経験することで人は成長し人間性が豊かになると思います。この広告のコピーライターはそれを見事にわかりやすい表現で不特定多数の人の眼に触れる地下鉄車両という“夢が踊るキャンバス”に描いたのです。

恋愛とビジネスは基本的な姿勢は同じで、いかに相手に自分の想い(想い描いているモノ)を上手く伝えられるかで全てが決まってくるのだと思います。
恋愛の場合殆どが1対1なのに対しビジネスの場合は1対こちらからは選択権の無い不特定多数の中からの1人或いは複数の顧客となります。だから、多種多様なタイプの人、自分が恋愛であるなら受け入れない人に対しても自分の想いを上手く伝える事が出来なければビジネスとして成り立たないのです。

それら架空の状況を想定した場合、多くの恋愛や沢山のアルバイト経験のある人は多くの人、沢山の場面に出くわしているので自分の中で受け留め想定が出来るので上手く対処出来るはずです。

最も恋愛とビジネスの大きな違いもあります。恋愛の場合成就する場合はマインドアロマの香りが漂うような一種の魔法に近い心像現象の中でストーリーが展開されていきます。
破局の場合は噛み合わない歯車の音と共に水分を伴なった痛みが身体から湧き出てきます。
これらの恋愛感情はビジネスでは沸いてこないやはり胸に残る想いなのです。

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それでは今日は恋愛感情を綴った詩をお届けしましょう。先日のblogにも名前は登場した瑞々しい感性で内省的私小説のような詩を書くシンガーソングライターJackson Browneの1973年発表の2nd Album “For  Everyman”からの詩で“Ithought I was a child”という詩です。後期になると政治問題、環境問題を題材とした詩が多くなりますがこの頃はまだ恋愛を題材にしたものが多かったです。

デビュー前から多くのWest-Cast系ミュージシャンに詩や楽曲提供をしていたので1st、Albumのサブタイトルが”Saturate Before Using=使用する前に既に浸透)という粋なネーミングが付いています。ちなみに2nd albumの1曲目の“Take it easy”はイーグルスに提供してHitしています。日本でも浜田省吾さんが敬愛しているアーティストとして挙げているのは有名です。詩の内容が訳すと殆どそのまんまのものもあったりするくらい影響を受けていますね。浜省ファンの方は浜省経由でJackson Browneを聞き始めた方も多いようです。私は浜田さんを聞き始めたのよりJackson Browneの方を先に聞いていました。両者共に内省的な詩の表現方法は胸を打つものがあります。

さて、このalbumは翌年の大傑作”Late for the Sky”と並ぶ名作とされて粒揃いの詩が並んでいます。盟友で今でもLive活動のパートナーであるギターのデイビッド・リンドレーが初めて参加したalbumでもあります。

画像の説明

70年代後期にはアメリカ、ヨーロッパ等でカリスマ吟遊詩人の名に恥じることない説得力のある言葉で綴った詩と馴染みやすいメロディーでコンサート会場はまるで現代のイエス・キリストが説法でもしているように観客が聞き入っていたようです。同じ世代では動のカリスマがスプリングスティーン、静がJackson Broeneでした。私は両方好きです。
論理的表現でこんなに難しい表現しなくてもいいのにな~と思ってしまいますがメロディーと妙にマッチして好きな詩です。私が最初に聞いたJackson Browneの詩です。

それではJackson Browneの愛の説法をどうぞ~

I Thought I was a Child

Written by Jackson Browne
訳 詩 yasushi haruno

それは魔法をかけられたような純真でクレバーな無邪気さだった
まるで今まで生きてきた月日がお辞儀をするかのように遠のいて
その少女を自由に解き放していた
解き放した瞬間、僕は 自分自身が子供であることに気づかされた
君が振り向いて微笑むまでは

自分が何処の位置に居るのか解ってるつもりだった
君の笑い声が途切れることなく続いているのを聞くまでは
そして君の瞳の中の清らかな知性溢れる愛と出会った
驚き

僕はあたりさわりなく 過ごす事をいつも心掛けていた
街から街へ歌を唄い何かを追いかける日々
退屈させない「愛」は自由であると思っている

とても孤独、そしてとても野生的な生活だった
君が振り向いて微笑むまでは

近頃ではもうあの頃の僕は 居なくなるべきだと考えているんだ
まるで僕がどっちの方向へ走り出すべきか解らないまま 探し続けている「愛」というものと引き換えに

それは僕の中に浮かびあがる純真でクレバーな無邪気さだった
まるで君は僕がどんな風に感じるか解っているかのように
誰が望む訳でもなしに 無意識のうちに僕の中に居た
それを感じた瞬間僕は 自分自身が子供であることに気づかされた
君が振り向いて微笑むまでは

僕は愛は自由であると思っています
だけど僕は愛が“時間の囚人”だとも思っています
孤独は人の心の境界の中だけに存在し
僕はまだ 大人になり切れていない自分を悟りました
そして心はいつの日も子供のように純粋であるべきだということも

yasushi

こちらAlbumバージョン↓
http://www.youtube.com/watch?v=erPz-gXa9fg

こちら1976年頃のLive 説法~ ↓

http://www.youtube.com/watch?v=YKUylDbTQrU



コメント

  • はじめて聞く詩です。とても心の内側が照らしだされてる素敵な詩。yasushiさんの訳詩のセンスも相変わらず素敵です。沢山のシュチエーション踏んだほうが人間できてきますよね。地下鉄の広告のコピーライターもNiceな仕事をしたと思います。なにより今日も心が洗われる詩とコメントだったので大満足です。Jackson Browneの詩これからもまた沢山ご紹介してください。 -- yu 2012-04-21 (土) 11:53:04
  • ピアノのイントロから印象的な素敵な詩ですね。詩の内容も深い。yasushiさんは以前のblogでやはり自分に似てる、近い感性のアーティストが好きだとおっしゃってた。真さにそのとおりですね。静かに語りかけるように自分の心を相手に表現できたらこんなに素晴らしいことはないでしょうね、素晴らしい!! -- kouji 2012-04-21 (土) 12:57:39
  • 久々に鳥肌が立ちました。いい詩ですね。瑞々しい感性が光っています。強く優しい光に包まれているような気持ちになります。このblog部屋は現実逃避できます。 -- れい 2012-04-21 (土) 13:47:26
  • 無理せず淡々と歌い説く姿がいいね。宗教ではないけど心のあるべき姿を自分の中に宿る浮き上がる感情で表現しているので多く人の共感を呼ぶんだね。70年代はこういった詩と曲がうまくマッチした楽曲に恵まれていた。まさに黄金期だったね。
    遠い昔だけど色褪やしないね。 -- ムシャノコウジ 2012-04-21 (土) 15:22:34
  • 訳詩見て泣かされ、ピアノのイントロで泣かされ、詩聞いて泣いてもうたわ。ジャクソンブラウン、名前は知っとったけど、この詩聞いたの初めてやわ。ええうた作りよるの~~、ブログ主も「愛の説法をどうぞ~」や
    て、相変わらず上手いことまとめよるわい。

    -- こうたろう 2012-04-21 (土) 22:25:14
  • この訳詩は素晴らしい!この詩が入ってる日本盤のCD持っているのだけど、訳詩無いんだよね。この年代のライナーはLPの写しが殆どなのでLP発売時にも訳詩が付いていなかった事になる。SSWで対訳なしなんてレコード会社も何考えてんだろうと思ってた。詩が難解で翻訳家泣かせだったのかな~と今は推察してます。ネットに出てる訳詩サイトのこの詩の訳詩なんかどれみても意味不明どころか訳すなよ~って感じのばかりです。ここでやっと作者本意に近いと思われる訳詩に出会えました。すばらしい~出会いに感謝です!! -- ホットチョコレート 2012-04-21 (土) 22:57:03
  • I wish Iwas a child いつまでもこどもの心でいたいね! 素晴らしい詩です。 -- ももこ 2012-04-21 (土) 23:25:28
  • ウ~NN!!いい詩ですね。サウンドも歌声も瑞々しくて心地良い。ここはホントに心の詩を教えてくれます。Great! -- りょう 2012-04-22 (日) 00:05:07
  • 詩の内容に合った曲想で切々とした思いが伝わってきますね。リンドレーのギターも味があります。fine!! -- 縄文原人 2012-04-22 (日) 20:59:49
  • 心洗われる詩です。この人の作品は心の映像みたいに描き出されていて多くの人に共感をあたえる。westCastさはサウンドに垣間見られますね。この詩をセレクトしたblog主のセンスも良い。敬意を! -- ボンバー 2012-04-22 (日) 23:14:52
  • 素晴しい詩、そして素晴しい訳詞とコメント。相変わらずここのblogは質が高い!素晴しい!!! -- Main Man 2012-04-23 (月) 13:06:23
  • Fantastic!!Jackson Browneがどうしてあんなにアメリカで人気があり評価が高いのかよく解りました。こんなに素晴しい詩をつくっていたんですね。心をさらけ出してありのままの表現をしそれが正しい方向であるなら人は感動する。このblogライターさんのblogも同じような感じです。心のまま表現したり訳詞をしたり。私は今感動しています。 -- けい 2012-04-23 (月) 17:59:32
  • Live音源のyoutube画像見てるとホントにキリストに容貌も似てなくもないですね。切々とうたう詩いいですね。やはり音に乗せた言葉は最大の自己表現の手段です。 -- トロイメロイ 2012-04-23 (月) 21:11:30
  • こころの詩ここにあり。こころのblogここにあり。両者、感性が研ぎ澄まされています。 -- どこものこ 2012-04-23 (月) 23:20:31
  • 素晴しい詩そしてなんて素晴しい訳詞なのでしょう!この人のblog古いのも読みました。表現力あるしOvernight Sensation~遙かなる野望~あたりから独特のセンスを感じます。心に響くものも持ち合わせているみたいですし感動です!!凄い、凄くいい!! -- 天然アロイ 2012-04-24 (火) 10:57:44
  • いいね!何を信じてよいのかわからぬような現代のこんな世の中だから忘れてはいけない気持ちだね。 -- ソドム 2012-04-25 (水) 23:43:47

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